「もう60代だから、いまさら美しさなんて」。
もし、あなたが心のどこかでそう感じているとしたら、この記事を少しだけ読み進めていただけないでしょうか。
はじめまして、美容ライターの高野真理子と申します。
大学を卒業し、女性誌の編集者として美容の世界に足を踏み入れたのが1980年代。
以来、30年以上にわたり、数えきれないほどの女性たちの「美しくなりたい」という願いと、それに応えようとする技術の進化を見つめてきました。
私の編集者としての原点は、まさに「たかの友梨」という存在が世に広まり始めた時代と重なります。
当時、エステはまだ一部の人のための特別なもの。
しかし、彼女が提唱する美容は、単なる贅沢ではなく、女性が自分自身を認め、慈しむための「自己肯定の技術」なのだと、私は直感しました。
この記事でお伝えしたいのは、難しい美容理論ではありません。
60代という新たなステージを迎えた女性が、自分らしく、そして誇らしく輝くための、リアルなヒントです。
長年、美容の最前線を見つめてきた私だからこそ語れる、たかの友梨式の哲学に裏打ちされた「第二の美人生」の始め方。
ぜひ、最後までお付き合いください。
Contents
「たかの友梨式」美容哲学の核心に迫る
「たかの友梨」と聞いて、多くの人が豪華なサロンや最先端の技術を思い浮かべるかもしれません。
しかし、その真髄はもっと深く、温かい場所にあります。
それは、単に外見を飾るのではなく、女性一人ひとりの人生に寄り添い、内側から輝きを引き出すという、一貫した哲学です。
贅沢ではなく、自分への信頼を育てる時間
エステに通う時間は、決して単なる贅沢ではありません。
それは、日々の喧騒から離れ、プロの手に身を委ねながら、自分自身と向き合うための大切な時間です。
「今日も頑張ったね」と自分を労り、肌や体の声に耳を澄ませる。
その積み重ねが、少しずつ自分への信頼を育てていきます。
「自分は大切にされるべき存在なのだ」という静かな自信が、何よりも人を美しく見せるのだと、私は信じています。
心と体の両面から整える「トータルビューティ」
たかの友梨が創業当初から提唱し続けているのが、「トータルビューティ」という考え方です。
これは、心と体、そして精神が一体となって初めて、真の美しさが生まれるという思想に基づいています。
- フェイシャルケア:顔の肌を整え、表情に輝きを与える
- ボディケア:体の巡りを整え、健やかな活力を生み出す
- リラクゼーション:心を解き放ち、ストレスから解放する
- 食事や生活習慣のアドバイス:日々の暮らしから美を支える
これらはすべて、分断されたものではなく、深くつながり合っています。
心がおだやかでなければ、どんな高価な化粧品も効果を半減させてしまうでしょう。
その逆もまた然り。
体と心の両面からアプローチすることこそ、揺るがない美しさの土台となるのです。
美しさを“取り戻す”のではなく“育てる”という発想
年齢を重ねると、私たちはつい「失われた若さを取り戻したい」と考えてしまいがちです。
しかし、たかの友梨式の美容は、少し視点が異なります。
それは、過去の自分に戻ることではなく、今の自分を、これから先の自分を、もっと美しく育てていくという発想です。
シワやたるみは、あなたが懸命に生きてきた証。
それを無理に消し去るのではなく、経験を重ねたからこそ生まれる円熟した魅力として受け入れ、さらに輝かせる。
美しさを「取り戻す」のではなく「育てる」と考えるだけで、鏡を見る自分の顔が、少し愛おしく思えてきませんか。
60代からの“第二の美人生”を支える3つの実践法
では、具体的に何から始めれば良いのでしょうか。
ここでは、私が長年の取材経験から導き出した、60代からでも無理なく始められる3つの実践法をご紹介します。
これは、たかの友梨式の哲学とも深く通じるものです。
1. 美容は「習慣」に昇華させることで続く
特別なことを時々するよりも、心地よいことを毎日続ける方が、心と体にはるかに大きな変化をもたらします。
「やらなければ」という義務感ではなく、「これをすると気持ちが良い」という喜びを、日々の習慣にしてみましょう。
例えば、こんなことから始められます。
- 朝、鏡の前で「今日もよろしくね」と自分に微笑みかける。
- 化粧水を、肌を慈しむようにゆっくりとハンドプレスでなじませる。
- 夜、湯船に浸かりながら、足先からゆっくりマッサージする。
大切なのは、完璧を目指さないこと。
一つでも良いのです。
自分を大切にする小さな習慣が、1年後、5年後のあなたを確実に変えていきます。
2. 「自己観察」で内面から変わる
自分の心と体の状態を、客観的に観察する習慣もまた、美しさを育む上で欠かせません。
日記をつけたり、瞑想の時間を持ったりするのも良いでしょう。
観察のポイント | 具体的なアクション |
---|---|
心の状態 | 今日、心が動いたことは? どんな感情を抱いた? |
体の状態 | 肩は凝っていないか? 呼吸は浅くなっていないか? |
肌の状態 | いつもより乾燥している? ざらつきはないか? |
自分の変化に気づけるようになると、不調のサインを早めにキャッチし、セルフケアで対応できるようになります。
それは、自分自身の最高の主治医になることと同じなのです。
3. 新しい体験をためらわない姿勢が若さを育む
人の心は、新しい刺激によって活性化されます。
それは、脳科学的にも証明されている事実です。
「もう年だから」と、新しいことへの挑戦を諦めていませんか。
1. 新しい場所へ出かけてみる
行ったことのないカフェや美術館、少し遠くの公園でも構いません。五感が刺激され、心に新しい風が吹きます。
2. 新しい学びを始めてみる
語学、楽器、園芸など、興味があったことに挑戦してみましょう。知的好奇心は、最高のアンチエイジングです。
3. 新しい美容法を試してみる
いつもと違う色のリップを試す、プロのヘッドスパを受けてみるなど、小さな冒険が、あなたの新たな魅力を引き出してくれます。
好奇心を持ち続けること。
それこそが、年齢に関係なく若々しくいられる秘訣なのです。
編集者時代から見続けた、美容業界の進化と継承
私が美容の世界に飛び込んだ1980年代、エステティックはまだ夜明け前でした。
そんな時代に、たかの友梨が見せてくれた世界は、まさに革新的で、私たちの心を躍らせるものでした。
エステ黎明期に見たたかの友梨の革新性
当時の女性誌の編集部では、海外の美容情報に誰もが飢えていました。
そんな中、たかの友梨は世界中から本物の美を探し出し、日本の女性たちに届けてくれたのです。
インドのアーユルヴェーダ、フランスのタラソテラピー…。
彼女が紹介する未知の美容法に、私たちは胸をときめかせ、特集記事を組むたびに大きな反響があったことを、今でも鮮明に覚えています。
「これは単なるマッサージではない。その国の文化や歴史に根差した、心と体を癒やすための知恵なのだ」
取材の場で彼女が語った言葉は、若い編集者だった私の心に深く刻まれました。
彼女は技術だけでなく、その背景にある物語や哲学までをも、私たちに伝えようとしていたのです。
現場で感じた「美の現場」の変遷と今
あれから40年近くが経ち、エステティックサロンは格段に身近な存在になりました。
技術は驚くほど進化し、科学的なエビデンスに基づいた施術が当たり前になっています。
しかし、変わらないものもあります。
それは、お客様一人ひとりに向き合うエステティシャンの真摯な姿勢と、温かい手のぬくもりです。
どれだけ機械が進化しても、人の手による「いたわり」や「思いやり」がもたらす安心感は、何にも代えがたい。
その原点を、たかの友梨のサロンは今も大切に守り続けているように感じます。
その質の高さを支えているのが、働く環境への配慮だと聞いたことがあります。
たかの友梨では、社員が安心して長く働きながら技術を磨けるよう、充実した研修制度や子育て支援が整っているそうで、そうした企業としての姿勢が、お客様へ向かう温かいサービスの質にも繋がっているのだと、長年この業界を見てきて深く納得させられます。
取材者として体験してきた本物の技術と信念
私はライターとして、常に「現場」を大切にしてきました。
自ら施術を受け、開発者や専門家の話を聞く。
その中で確信したのは、本物の技術には必ず、揺るぎない信念が宿っているということです。
たかの友梨が早くから医療機関と提携し、大学との共同研究を進めてきたのも、その信念の表れでしょう。
効果と安全性を徹底的に追求する姿勢こそが、「技術のたかの」という信頼を築き上げてきたのです。
たかの友梨から学ぶ「自分を好きになる技術」
ここまで、様々な角度から「たかの友梨式」の美容についてお話ししてきました。
そのすべてに共通するのは、美容が「自分を好きになるための技術」であるという視点です。
年齢を重ねることへのポジティブな視点
私たちは、知らず知らずのうちに「若さ=善、老い=悪」という価値観に縛られてはいないでしょうか。
しかし、年齢を重ねることは、決して失うことばかりではありません。
経験によって得られる知恵、人を思いやる優しさ、小さなことに感謝できる心。
これらはすべて、若い頃にはなかった、かけがえのない財産です。
たかの友梨のエイジングケアは、年齢に抗う「アンチエイジング」ではなく、年齢とともに輝きを増す「ウェルエイジング」の発想。
今の自分を肯定し、慈しむことから、本当の美しさは始まります。
外見だけでなく「生き方の美しさ」もデザインする
真に美しい人とは、どのような人でしょうか。
それは、ただ容姿が整っている人ではありません。
生き方そのものに、凛とした美しさが感じられる人です。
- 自分の意見をしっかり持っている
- 周りの人に優しく、感謝を忘れない
- 常に学び、成長しようと努力している
- 困難な状況でも、ユーモアを忘れない
外見を磨くことは、こうした内面の美しさを引き出し、自信を持って生きるためのきっかけを与えてくれます。
美容とは、あなたの「生き方の美しさ」をデザインする、強力なツールなのです。
美容は「誰のため」でもなく「自分のため」に
「パートナーのため」「若く見られたいから」。
美容を始めるきっかけは、様々でしょう。
しかし、最終的に行き着くべきなのは、「自分のため」という純粋な思いです。
自分が心地よく、機嫌よくいられること。
鏡に映る自分を見て、自然と笑みがこぼれること。
そのポジティブなエネルギーが、あなたの周りの人々をも幸せにします。
美容は、誰かに評価されるためではなく、自分自身をごきげんにするための、最高のセルフケアなのです。
まとめ
60代からの美人生は、決して夢物語ではありません。
それは、ほんの少しの意識と、自分を慈しむ習慣から始まります。
たかの友梨が長年伝え続けてきたのは、「年齢に抗う」のではなく、「年齢とともに輝く」ための知恵でした。
それは、外見を磨くだけでなく、自分の心と体を大切にし、人生そのものを豊かにしていくという、奥深い哲学です。
美容を通して自分を深く知り、丁寧にケアすること。
その一つひとつの積み重ねが、あなただけの「美人生」を創り上げていきます。
この記事が、あなたの新たな一歩を踏み出すきっかけとなれたなら、これ以上の喜びはありません。
さあ、いまこそ、あなたの第二の美人生を始めましょう。
最終更新日 2025年6月12日 by cuerda