最終更新日 2024年4月11日 by cuerda

「証券会社からのメールの噂って何?」
「フィッシング詐欺への対処法を知りたい」
「JPアセット証券株式会社の野球部に興味がある」

「証券会社の池田夏帆」を名乗る人物からメールが届き、話題になっています。
LINE経由で池田夏帆なる人物からのメールが不特定多数にとどいたことが発表されており、戸惑った経験をお持ちの方も少なくないようです。
なにやら美味しい見返りを得られそうに見える反面、いやそれよりはるかに「どこか怪しい」雰囲気がぷんぷんしているとの印象が多いそう。
そのように怪しい嫌疑を向けられているのは当然のことで、実態は新手のフィッシングサイトへ誘導するスパムメールの一種と認識されています。

JPアセット証券

【特集】ブラニュー株式会社が提供する建築業界向けマッチングシステム

フィッシングとは

フィッシングとは、文字通り釣り上げること、つまり偽サイトに誘導してユーザーのパスワードやIDなどを盗み取ることを目的にする手法のことです。
最悪の場合なんらかのアカウントを盗み取られてしまうことで、勝手に操作されて経済的損害が発生したり、プライベート情報が流出するなどの実害が出る可能性があります。
「良いお知らせ」などと記載されていると、ついつい気軽にタップしそうですが、そこは彼ら悪意ある御仁の手口、絶対にまともに相手をすることは控えるべきです。
だからと言って放置するのも不安、そんな方のために対策を御紹介します。

フィッシングサイトへの誘導を目論むメールを受け取ったときの対処方法

池田夏帆メールに代表されるフィッシングサイトへの誘導を目論むメールを受け取ったときの対処方法は、次の三点になります。
つまり通報し・ブロックし削除することの3つのアクションに集約できるわけです。

通報

そもそも自分の連絡先リストに登録されていない送信元からのメールを受信すると、「差出人が連絡先のリストに存在しません」という注記事項が表示されると同時に、「迷惑メッセージを報告」というボタンが表示されるはずです。
この「迷惑メッセージを報告」ボタンをタップすれば第一段階の通報処置は終了します。
発信元が良く分からないメールは、安易に友達に追加したり返信したりしないで通報をするように心掛けて下さい。
絶対に信用できないリンクをタップするようなアクションは控えるように注意するのが基本です。
仮に「通報」ボタンが表示されないようなら、「迷惑メールセンター」に報告することでも代替できます。
この「迷惑メールセンター」は、総務省より委託を受けて、「特定電子メールの送信適正化などに関する法律」に基づき、同法に違反していると見られる電子メールを収集している組織のことです。

ブロック

不審なメール送信元を報告したら、同じような趣旨のメールが送られてこないようにさらに第二段階の、「ブロック」も忘れないでください。
具体的には迷惑メールの送信者情報をタップすると、「この発信者を着信拒否」というボタンが表示されるので当該ボタンをタップします。
少なくとも同じ発信者の迷惑メールは防止することができます。

削除

第三段階の対処は「削除」することにあります。
仮に当該メールを保管しておくと、別のサイトと間違ってリンク先に遷移してしまう可能性があるからです。
メッセージ一覧画面で左にスワイプすると、「削除」ボタンが出てくるのでタップすれば削除終了になります。

迷惑メールが増加する原因

今後の迷惑メールが増加することがないように、原因を想定しておくのは有益です。
原因を推測できれば、リスクヘッジのための対策もおのずと明らかになるからです。
原因として一番多いのは、自動生成プログラムがランダムな電話番号を表示し大量発信したものが、たまたまヒットしたというもの。
やはりかぎになるのは電話番号なので、次に想定されるのは何らかの流出元から、電話番号が漏洩していまうというのも考えられます。
電話番号を登録するというのは誰もが警戒しているはずですが、意図しない間に個人情報流出に加担していることがあります。
小遣い稼ぎを目的に、アンケートサイトやポイントサイトなどに登録しているヒトも少なくないと思います。
この手のサイトから電話番号などが流出すると見られる事象に遭遇することがあります。

海外サイトに注意が必要!

特に注意が必要なのは海外サイトです。
登録後、これまでに見られないほどのペースでスパムメールがとどいたため、海外サイトのアカウントを削除すると途端にスパムメールが沈静化することもあるほどです。
グループ内の誰かが、グループメンバーリストの中から電話番号を入手した可能性も指摘されています。
同じグループに登録している以上は暗黙の前提として、信頼できるはずと考えているかもしれません。
しかし実際にはLINEグループ内には関係性が希薄で、相手の属性をほとんど知らないという可能性もあるはずです。
たとえ知り合いから勧誘されたグループであっても、直接の知り合い以外の(いわゆる友達のともだち)第三者が参加している多人数のグループでは相対的に個人情報漏洩のリスクも高くなります。

まとめ

仮に証券会社池田夏帆のメールにリンクをタップしても、それだけでは個人情報が抜かれる可能性は低いです。
しかし悪意のあるメールにはど多彩な挙動をするリスクが存在しています。
発信者が曖昧なメールは安易にあけない、相手にしない、すぐさまブロックして削除するなどリスクヘッジを意識することが求められます。