最終更新日 2024年4月11日 by cuerda

(1)身近なところから考える!環境を汚してしまう原因

環境問題の対策が重要であることは理解していても、そもそも何が問題になっているのか理解していない人は珍しくありません。

正確に理解しておかないと、正しい対策を行うのは不可能なので気を付けたほうが良いと、環境問題に取り組む企業新東京グループは警鐘を鳴らしています。

実は自分たちの身近なところにも、環境を汚してしまうものはたくさんありますし、無意識のうちに日頃から汚染に加担しているケースも多いです。

たとえば、ゴミも汚染につながる物体であり、それを簡単に捨てることは環境問題を促進させる行為となっています。

ゴミの扱いに良識やマナーが必要なことを知っている人でも、環境にまで結び付けられていないケースがよくあります。

また結び付けている場合でも、限定的な知識に偏っているケースが少なくありません。

たとえば、ヘアスプレーのガスがオゾン層に悪影響を及ぼす話ぐらいは知っている人も多いでしょう。

しかし、ガスだけに着目した場合でも他にいろいろなケースが存在しますし、普段自分が捨てている一般ゴミも深く関係しています。

処理せずにゴミが置かれている時間が長いと、それらからガスが生じて空気を汚しているケースがあるのです。

もちろん海や川などに放棄した場合は、水が汚れてしまいますし、水生生物の生態を崩すことにもなりかねません。

ビニール袋をくらげと間違えて食べてしまい、喉がつまってしまうウミガメがたくさんいます。

自分のゴミが空や水、生き物などに多大な損失をもたらしている可能性を理解しておきましょう。

それが分かっても、具体的に自分たちの身に降りかかるリスクを把握できないと、対策に乗り気にならない人もいます。

空気が汚れていても実感できないし構わないという人もいるかもしれません。

しかし温室効果を有するガスが多く出され続けると、無視できない現象が自分の目にも降りかかる可能性が高いです。

 

(2)温暖化への恐怖と原因を知る

温暖化がこのまま進んでいくと、夏の最高気温や平均気温が上がり続けることになります。

夏の気温が年々高くなっていることに関しては実感できている人も多いでしょう。

一人ひとりのゴミ対策が緩慢なものだと、今後さらに高くなっていき、ますます暮らしにくい環境になりかねません。

経済成長を遂げている途中の後進国がたくさんのガスを出しているので、日本の責任はそれほど大きくないと感じている人も見受けられます。

しかし、日本はすでにその工程を過ぎているだけなので勘違いしないようにしてください。

高度成長期の工業の発展により大量のガスをすでに出したという歴史があります。

すなわち、地球の温暖化が進行してきたのは、日本をはじめとした先進国のせいであるとも言えるのです。

地球を悪い状況にしたのは自分たちなのに、今になって後進国のことばかり非難するのは筋が通りません。

したがって、このような状況において、先進国に住む立場として何ができるのか考えることが大切です。

上述のようなゴミに対する意識の強化はまさにその第一歩となります。

そのように言われても、自分たちの快適な生活を抑制してまで貢献したくないので、植物を増やせば良いと主張する人もいます。

しかし、そのような方法だけではもはや改善を見込めない状況になっているのが実情です。

たとえば、二酸化炭素を吸い取ってくれるサンゴの数が減ってきています。

本来はサンゴの活動は海中の空気の循環を活性化させるものでした。

しかし、人間による環境汚染はそのようなバランスを崩壊させるものであり、吸収されなくなった二酸化炭素によって温暖化は促進されています。

 

(3)環境に悪い影響を与えているものが多い

サンゴだけでなく、いろいろな植物が減り続けており、それに伴って地球全体の二酸化炭素の処理能力は落ちていく一方です。

これから増やそうとしても、対策として機能するまで育てるのには時間がかかりますし、そもそも汚染のスピードが上回っていては意味がありません。

したがって、まずは汚染そのものに歯止めをかける必要があるのです。

日本人の普段の生活の中で環境に悪い影響を与えるものは他にも多くあります。

意外なところでは、ネオンなどの光も長期的に見ると深刻なダメージにつながる問題といえるでしょう。

動物や植物にとって人工的な光は自然にはない異物以外の何物でもありません。

明るさを嫌って住処を変えてしまう動物もいます。

そうなると、その動物を天敵としていた動物が繁殖することになるなど、生態系に大きな変化を及ぼすことになりかねません。

植物をくらい荒らすような害虫が著しく増えてしまい、二酸化炭素の処理能力の低下を招く事態も起こりえます。

さらに、一見環境との相性が良さそうなことでも、悪い現象を引き越している場合もあるので注意しましょう。

農業における塩害もそのような現象の一つです。

農業というと自然と親密なイメージがあって、むしろ環境に良いと解釈している人も多いです。

しかし、水やりをすることで地表に地中の塩分が浮いてくるケースがあります。

そのような環境になると農作物が育ちにくくなるので気を付けなければなりません。